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久田和広が読んだ「コンビニ人間」

読書が大好きな久田和広です。今回紹介する本は、村田沙耶香の著書「コンビニ人間」です。古倉恵子は三十半ばだが、正規の就職をせずに大学時代に始めたコンビニのアルバイトを続けている。子供の頃から変わり者で、人間関係は希薄、恋愛経験も皆無。という半生を過ごした古倉。大学時代、コンビニで仕事を始めたことをきっかけに「周囲の人たちの真似」をしたり、妹の助言を聞くことで、普通の人らしく振る舞う方法をようやく身につけた。という経験がある。古倉はそのような経験を、これまで世間一般の人間の規格から外れていた自分が、初めて人間として誕生した瞬間と位置づけていた。 以来古倉は私生活でもそのほとんどを「コンビニでの仕事を円滑に行うため」という基準に従って過ごしつつ、なんとか常人を演じ続けてきた。 しかし、自身の加齢、及びそれによる新たな世代の人間との干渉が増えたことにより、 そのような生き方は徐々に限界に達しつつあった。昔は三十半ばというと、「普通」のイメージでは結婚していたり、子育て中だったり、職場でもそれなりの地位にいるなんて思っていました。しかし、この本を読むと、「普通」ってなんだろうと思います。みんなそれぞれ違っていますし。特に昨今の日本は結婚をしない人も多くいらっしゃいます。大人になったら結婚するのが普通ではありません。この本の主人公は小さい頃から少し変わっていますが、大人になってからは変わっているとは思いません。「人間」ではなく「コンビニ人間」という生き物…理解できるような気がしました。

久田和広が読んだ「ハリー・ポッターと秘密の部屋」

読書が大好きな久田和広です。今回紹介する本は、イギリスの児童文学作家J・K・ローリングの小説「ハリー・ポッターと秘密の部屋」です。魔法学校で一年間を過ごし、夏休みでダーズリー家に戻ったハリーは意地悪なおじ、おばに監禁されて餓死寸前。やっと、親友のロンに助け出される。しかし、新学期が始まった途端、また事件に巻き込まれる。ホグワーツ校を襲う姿なき声。次々と犠牲者が出る。そしてハリーに疑いがかかる。果たしてハリーはスリザリン寮に入るべきだったのだろうか。ヴォルデモートとの対決がその答えを出してくれる。「ハリー・ポッターと賢者の石」に続くシリーズ第二作目。ハリー・ポッターシリーズは子供向けのファンタジー小説でありながら、ミステリー要素もあり、幅広い年代の方に読まれているのではないでしょうか。今回も期待を裏切らないおもしろさでした。まず初めにダーズリー家からロン達が助け出してくれてロン達の家へ空飛ぶ車(違法)で向かうところ、さらに新学期になぜか学校に行けず、またしても空飛ぶ車(違法)で向かうところ。その後も何度か登場する空飛ぶ車(違法)。空飛ぶ車(違法)が登場するシーンはおもしろいのかもしれません。空飛ぶ車(違法)以外にもポリジュース薬などおもしろい話もたくさんありました。今回も子供向けのファンタジーだと侮って、まさかあの子が犯人(の使い)だったとは気づきませんでした。ヴォルが黒幕だったわけですが、ヴォルの本名がアナグラムとか本当にwktkですね。アナグラムで文字が浮かび上がる場面は容易に想像できて、映画化された時も想像通りでした。今回はヴォル自身が出てくるわけでなく、ヴォルの記憶と戦った感じでしたが、記憶のヴォルだけでこんなに畏怖する存在だとは、と思いました。

久田和広が読んだ「あのころ」

読書が大好きな久田和広です。今回紹介する本は、さくらももこのエッセイ「あのころ」です。てきやの話術につられて買ってしまった「まほうカード」のからくり。ガラクタの処方に困り果てた家庭訪問の思い出。「まる子」だったあの頃をふりかえる、爆笑と郷愁のエッセイシリーズ第1弾。本の説明の冒頭からしておもしろいですよね。「てきや」の話術につられて買ってしまった「まほうカード」のからくりって。みんな同じような経験があることが多いのではないでしょうか。僕も小学生の頃、けむりが出る「妖怪けむり」という怪しいカードを買ったことを思い出しました笑。さくらももこ先生のエッセイが好きでよく読んでいました。僕が読み始めると周りでもさくらももこ先生のエッセイを読み始め、よく交換して読んでいました。この「あのころ」は友人から借りて読んだものです。「あのころ」はさくらももこ先生が小学生の頃の話が短編集で収録されています。こちらも「もものかんづめ」と同じように「あのころ」「ももこだった」「まる子の話」と3部作になっています。「まる子の話」にそのことが書かれており驚いたことを覚えています。周りはとっくに気づいていたようですが笑。「あのころ」も他のエッセイ同様、公共の場で読まない方がよいと思います。僕は学習せずに学校の教室で読み、周りからニヤニヤしているへんな奴だと思われたと思います。

久田和広が読んだ「たいのおかしら」

読書が大好きな久田和広です。今回紹介する本は、さくらももこの著書「たいのおかしら」です。「もも」「さる」に続く桃印エッセイ第3弾が、ついに文庫で登場。日常のなかで遭遇するトホホな出来事やこども時代のなつかしくも恥ずかしい記憶がつまった爆笑必至の一冊。虫歯治療用の笑気ガスがもたらした、とんでもない幻想。朝から晩まで台所の床に寝そべり続けて、親を泣かせた中学生時代。はじめて明かされる、たよりなく取り柄もないが憎めない男・父ヒロシの半生…。日常のなかで出会うトホホな出来事や懐かしい思い出がつまった、爆笑エッセイ。エッセイ第3弾です。勢いは弱まったように思いますが、引き続き電車の中などでは読めないおもしろさです。印象に残ったのは「怠け者の日々」「ミーコの事」「心配をかける姉」「消えたドーナツ」です。「消えたドーナツ」はほんとにドーナツ(オールドファッション)がなくなるというだけです。「怠け者の日々」では、ひどい犯行や非行に走ったわけでもなく、リストカットなど自分を傷つける行為をしたわけでもないのに、「怠け者」というだけで親に泣かれたという話でした。これは親近感があります…。「心配をかける姉」ではマラソン大会でビリになるなど子供の頃から姉は母に心配をかけていた様子が描かれていました。「ミーコの事」では殺しても死ななそうな憎たらしい猫を飼っていたけど、亡くなる時はあっけなかったという話でした。少しホロリとさせられます。

久田和広が読んだ「できる大人のモノの言い方大全」

読書が大好きな久田和広です。今回紹介する本は、話題の達人倶楽部による著書「できる大人のモノの言い方大全」です。ほめる、もてなす、断る、謝る、反論するなどあらゆる状況ですぐに使える、“達人"たちの絶妙な言い回しをまるごと収録!念のためにお尋ねしたいのですが/それは何よりです/いつもお心にかけていただき恐縮です/手短に申し上げます/大筋ではそうかもしれませんが/せっかくですが/お気持ちだけいただいておきます/よくお似合いですね/いいこと言うなあ/さしつかえなければ/ご指摘の通りです/かえって気詰まりですから/お好きだと伺ったので/適当なお心当たりがあれば……ほか覚えておけば一生使える秘密のフレーズ事典。好感度がアップすること間違いなしの決定版。「大全」というだけあって辞書のように分厚く、始めは圧倒されました。同じようなことでも様々な言い回しがあり、言い方ひとつで人間関係がスムーズにいったり、ケンカになったりすることがよくわかりました。若干かしこまりすぎていると感じました。同世代で使う言葉というより上司や年配の方に使う言葉として重宝する例がたくさんありました。ごく一部「えっ?いくらなんでもこんないい方するの?」と思うフレーズもありましたが、ほとんどが自分に足りない、すぐに出ない言葉で、マスターしたいなと思いました。今後仕事等で活用できたらと思います。

久田和広が読んだ「話さなくても相手がどんどんしゃべりだす 『聞くだけ』会話術」

読書が大好きな久田和広です。今回紹介する本は、松橋良紀の著書「話さなくても相手がどんどんしゃべりだす 『聞くだけ』会話術」です。「気づけば自分ばかりがしゃべっていて場がしらけた」「話題が見つからず、しどろもどろしてしまう」「沈黙が怖くて、相手の話を聞くどころではない」等々、話し方にまつわる悩みは、「聞き方」を改善すればすべて解決する! あるダメ営業マンのストーリーを通して、「沈黙」すら味方につけてしまう技術を学ぶ感動の1冊。ここ最近、コミュニケーション能力を上達させたく「聞き方」に関しての本を読み漁っています。冒頭の第1章を読んで、この本はこれまで読んできた本とまったく違う印象を持ちました。これまでの本では会話相手の「アゴに合わせる」なんて見たことがありませんでした。これはぜひ実践してみたいと思うのですが、いざやってみるとなかなか難しいです。相手のアゴの動きについていけないどころか、アゴにばかり気を取られて、肝心な話の内容が頭にあまり入ってこなかったりなど苦戦しています。「アゴを合わせる」ことを初めて学んだので、初心者にはまだまだ練習が必要なようです。続く第2章では「オウム返し」を学びました。こちらは他の本でも読んだことがあります。しかし「オウム返し」もなかなか難しいですね…。どの部分をオウム返せばよいのかとっさに判断できません。こちらも練習がかなり必要です。読み進めていくと、「仕草を小さく真似る」こと、「沈黙がやってきたら何かしゃべらなきゃ!ではなく味方につける」ことも必要だと記載されていました。どれも難しくて練習あるのみだなと思いました。僕はこれまでの癖でアゴを合わせたこともなかったし、オウム返しというより自分で勝手に解釈して決めつけたようなことを言っていたし(相手はさぞ嫌な気分になったと思います)、小さく真似ることなんて考えたこともなかったですし、沈黙が来たら「あーなんかしゃべんなきゃ!」となんでも良いからマシンガンのごとくしゃべっていたように思います…。沈黙は相手が考えをまとめて何か話そうとしていたかもしれないのに…(相手はさぞ嫌な気分にry)。反省と気付きをたくさん得られた本でした。1つずつゆっくり実践しようと思います。