久田和広が読んだ「詐欺の帝王」

読書好きの久田和広というのは周りにも有名で、今はどんな本を読んでいるの?と聞かれるくらいですが、

日によって全然読んでいる本が違うので、タイトルを出すと少し驚かれることもありますね。

ジャンルにこだわりなく、楽しそう・面白そうと自分が思えば何でも読んでいるので、まさに雑食ですね(笑)

苦手なジャンルとかは特にないつもりですが、長編話で、完結しないまま終わっているものはあまり好きではないですね。

作者本人に書くつもりがなく、未完のまま放置されているような話は、続きが気になることが分かり切っているので、

手を出さないようにしています。ハリーポッターのように完結しているなら、長編も読もうと思うのですけどね。

さて今回は、溝口敦による「詐欺の帝王」を読んでみました。

フィクションの話かと思えば、一応ノンフィクションのようですね。

「オレオレ詐欺」「未公開株勧誘」「ヤミ金」など、裏社会で行われている詐欺の手口など、

詐欺業界でも帝王と言われていた人を取材した、といった内容なのですが、詐欺師たちはどのような手口で、

どのように騙してくるのか、ということも詳しく書かれているので、自分が騙されないために読んでみるのはありかもしれませんね。

どこまでが本当かわからないという部分もありますが、小説よりもスリル満点で、リアリティもありますね。

これを読んでいて思ったことですが、お金は稼ぐことが出来ても、そのお金をうまく使うのは難しいのだなと感じました。

大金を持ったとしても、それをうまく使えなければ、不幸になるだけなのかもしれないですね。