久田和広が読んだ「だから、あなたも生きぬいて」
読書が大好きな久田和広です。今回紹介する本は、大平光代の著書「だから、あなたも生きぬいて」です。
2000年のベストセラー本ですが、大平光代さんの自伝でもありますね。
あらすじは、いじめを苦に割腹自殺を図ろうとした中学2年生の大平さん。
いじめ、不登校、そして割腹自殺ミスを図り、非行に走った後は、極道の妻になるというあまりにも壮絶な道の踏み外し方でしたが、
「おっちゃん」に出会い、苦難を乗り越え、立ち直っていくという話です。
まず本当にノンフィクションなのだろうか?と思えるくらいの濃厚な人生、そしてつらい時期を乗り越えてきた大平光代さんに驚きを隠せませんでしたし、
逃げたままでいずに、しっかり自分と向き合い、前向きになれた彼女の生き方が本当に素晴らしいと思いました。
何よりも、養父となる「おっちゃん」との出会いがあったからこそ、前向きになれたのでしょうし、
その「おっちゃん」の言葉が胸に響きました。
どん底から必死に這い上がろうと頑張った大平さんは本当にすごいですし、何よりも結果を残せているのがすごいですよね。
高校にも入らず、なおかつ独学、家での勉強だけで司法試験合格にまでこぎつけたというのも、
本人の努力とやる気がなければできなかったことでしょう。
人間、やればできないことはない!というのが伝わってきましたし、そんなに必死になれるものがあるというのもすごいと感じましたね。
必死に、死に物狂いで頑張ったからこそ、大平さんの今があるのでしょうけど、
自分が同じ立場になった時、どん底から這い上がろうと努力できるだろうか?とも思いました。
そんな環境にいても、負けないような強いメンタルを持ちたいですね。
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