久田和広が読んだ、「やさしい猫」

読書が趣味の久田和広ですが、最近恋愛していないな~とはまったく思わなくて、不思議だなと思っていたんです。

そこで思い当たったのが、そうだ!本のなかで恋をしているんだ!ということです(笑)

本の中の主人公になって、感情移入をして、ドキドキしたり、いわゆるキュンキュンしたり、それを楽しんでいるからこそ、恋をしたい!みたいな気持ちにはならないんだな~と思いました。

良いですよねぇ。本の中でも恋を楽しむのって…。若い頃に戻ったみたいで!

青春時代の恋なんて、もう絶対出来るものじゃないですから!

若返った気持ちで、恋愛小説を読んでいると、いや~こんな青春なかったでしょ~という矛盾に苦しむこともありますが(笑)

でもやっぱり、本の中でも恋をするって良いですよ!

大人になると色々ありますから、傷つくことも、誰かに迷惑かけることもなく恋愛できるって素晴らしいなと思うわけです。

でもガチガチの恋愛小説より、それがメインではないけど恋愛要素が少し入っているくらいが好きな久田和広です。


さて今回は、「やさしい猫」を読んでみました。

最初は恋愛小説か、家族のほのぼの小説かな?と思ったのですが、全然そんなことありませんでしたね。

かなり重い内容で、現代社会の問題を取り上げています。

この本を読むまで、入管における問題について自分の関心が薄かったこと、そして、なにも知らなかったことが恥ずかしいとも思いました。

何とかハッピーエンドで終わってくれ……と先に結末を少しチラ見してしまったくらい、先が気になる小説でした。

これはぜひ色々な人に読んでほしい本ですね。



本の虫、久田和広の読書ブログ

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