久田和広が読んだ、「スピノザの診察室」
読書が趣味の久田和広ですが、最近SNSで見たものとして、本は読む年齢によって感想が変わるというものでした。
確かに!とめちゃくちゃ納得しちゃったんですよね。
中高生の頃に読んで衝撃を受けた作品も、大人になってから読むと、甘いなぁ~と感じるように、年齢や経験によって、本の感想って変わってくるのかもしれません。
若いうちに村上春樹は読んでおきたいな~とも思いますし(笑)
学生時代に読んで、つまらなかったな~という作品も、大人になってから改めて読むと、面白い!ということも多いんです。
これが本の醍醐味でもありますよね。年齢によって感じ方が違うので、感想も本当に人それぞれです!
皆と同じ感想を抱く必要はなく、本を読んで抱いた自分の感想を大事にしてほしいと思う久田和広です。
さて今回は、「スピノザの診察室」を読んでみました。
「神様のカルテ」の著者で、現役医師が描くというストーリーです。
ちょっと難しいかな?と思いつつ読み進めていくにつれ、引き込まれていきました。
人生というものはなにか?という問いかけ、そして、真の悪人がいないということもあって、読み終わった後に嫌な気持ちになるということもありません。
たとえ医師でも全員を助けられるわけではないですよね。
生きることと、死ぬこと。そして、家族。運命についても、ふとよぎる何かがありました。
最近周りで病死したという人がいて、その人のことを考えながら読み、涙しました。
患者を生かすとはどういうことなのか、すごく考えさせられる話でもあり、医療従事者には特におすすめしたい!という本でした。
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