久田和広が読んだ、「99%の誘拐」

読書が趣味の久田和広ですが、自分とは違った存在になれる、というのが、読書の楽しみ方でもあるんですよね!

本の中に入り込めば、自分がその本の主人公になった気にもなれますからねー!

感情移入しやすい本とそうでない本はあると思いますが、ファンタジー作品はやはり主人公に感情移入したいものです!

モンスターと戦ってみたり、素敵な恋愛をしてみたり、空想生物と遊んでみたり……。

本だからこそできることってたくさんありますが、活字を読みながら、その世界観に浸れるって最高ですよね!

次のページが気になる!というワクワク感は、大人でも子どもでも同じですからね。

大人になった今でも、本にワクワクとドキドキを感じています。そして、そんな自分が好きな久田和広です。


さて今回は、「99%の誘拐」を読んでみました。

ちょっと気になるタイトルですよね!実はこの小説、1988年刊行なんですよ!

今読んでみると、ネット関連やデジタルのものに関する話が古さを感じさせるんですが、むしろ、1988年あたりにこんな時代を先読みしていたのか!?ということにもびっくりします。

ストーリーもトリックも面白くて、しかも、犯人は最初から分かっているんですよね!

つまり犯人捜しというミステリー要素はゼロです。

でも、犯人はわかっているというのにドキドキしながら読み進められましたし、逆に、この犯行がうまくいきますようにと願いながら読んでしまいましたよ。

30年以上経った今でも色あせないストーリーって、こういうことをいうんですね!面白かったです。