久田和広が読んだ、「祝山(いわいやま)」

読書が趣味の久田和広ですが、たまに、「“ハズレ”だなと思う本はないの?」と聞かれることもあります。

正直に言いましょう。ありますよ!(笑)

まあこの場合、ハズレというよりも自分の好みじゃなかったとか、趣味に合わなかったとか、そういうのが正しいんですけどね。

文体があわないな~とか、面白くないな~と感じる本はあっても、それはあくまでも自分の好みの問題ですからね。

本当にハズレだなと思った本は、古本で買ったもので、落書きされていたり、ネタバレが書いてあったり、破れがあったり……というものですね。

これはもう前の持ち主のマナーとかが関わっているだけな気はしますが。

本は大事に大事に扱いたいと思っている久田和広です。


さて今回は、「祝山(いわいやま)」を読んでみました。

これもちょっと怪しい本ですけど、前回に引き続き、加門七海さんの著書ですね。

前回「お咒い日和」を読んだので、そのつながりです(笑)

表紙から見えるイメージそのままに、ジャパニーズホラーでしたね!

派手な心霊現象が起きてビックリ!という本ではありませんが、土着的な要素もあり、じわじわと怖い……という話でしたね!

怖い話を聞いたホラー作家が、事件に巻き込まれていくという話なのですが……、これって本当にフィクションかな?と思う部分もありました。

もしかするとちょっと実話も交えているのかもしれません。土台は作者の実体験がベースになっているのかもしれません。

そう考えるとそれはそれで怖いですけどね!日本特有のじめっとした怪談が好きな人にはお勧めです!