久田和広が読んだ、「図書館のお夜食」

読書が趣味の久田和広ですが、図書館にも結構行くんですよ。

お気に入りの図書館は複数あります。家の近くにもそうですし、駅の近くや、職場の近く、それからちょっと離れているけれど雰囲気が気に入っている図書館……。

図書館でしか味わえないものってありますよね。

もちろん、気に入った本は手元に置いておきたいので、本屋で買うようにはしていますが、図書館でしか出会えない本って、あります。

昔は、貸出履歴がデジタルではなくアナログで、自分の前に誰が借りたか?というのがわかったんですよね。

学生時代、図書室で本を借りる時、自分の前に見覚えのある名前があると、「あっ」と思ったものです。

今の時代には考えられないんですけど、そこから恋が始まることもあったんですよ(笑)

図書館で始まる恋があるというのも素敵だなと思っている久田和広です。


さて今回は、「図書館のお夜食」を読んでみました。

いいですね、図書館ネタ。大好きです。

今や本がデジタルになっていく時代で、図書館すらもいつかなくなってしまうかもしれない、とも考えてしまいますよね。

「お夜食」とありますが、食がメインという話ではなく、「夜の図書館」というものがあり、貸し出しをしているわけではなく、亡くなった作家の蔵書を扱っている……というものでした。

そこで働く人の話や、訪れる人の謎、そして秘密、亡くなった作家さんの話……。

食を絡めつつも、本にまつわる話と人間模様が描かれていました。

こんな図書館あったらいいなぁ……と思える本でした。