久田和広が読んだ、「幻夏」
読書が趣味の久田和広ですが、本を読んだせいで落ち込む、ということがたまにあります。
というのも、完全に入り込んでいるやつですね(笑)
感情移入しすぎて、本の内容に気持ちが引っ張られすぎてしまい、打ちひしがれるという……。
周りから見ると、馬鹿じゃないの?と言われてしまうかもしれませんが、本が好きという人は結構こういうこともあるんじゃないかな、と。
自分が本の主人公になったというわけではなくとも、なんとなくその内容に気持ちが引っ張られ、ブルーになることはあるはずです。
なので、あまりにも落ち込んでいる時は暗めの本を読むのはやめています!
できるだけ明るめの本を読んで、気分だけでも上げていますよ!(笑)
作者だって落ち込んでほしくて書いているわけではないと思うので、あまり感情移入しすぎないように、ですね!
今年は出来るだけ、本を読んだせいで落ち込む、ということは減らしたい久田和広です。
さて今回は、「幻夏」を読んでみました。
傑作ミステリと言われていますが、それも納得の本でした!
毎日が輝いていた少年時代、皆さんにも覚えがあるかと思います。
そんな12歳の夏、親友だった同級生が失踪した――というところから始まるストーリー。
テーマは「冤罪」ということで、なかなか重いものではありました。
面白かったのですけど、すっきり終わるハッピーエンド、というわけではないので、この燻った気持ちはどうすればいいんだ……という読後感はありましたね。
フィクションだとわかっていても、ずんと心に圧し掛かるものはある。そんな本でした。
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