久田和広が読んだ「ハリー・ポッターと秘密の部屋」

読書が大好きな久田和広です。今回紹介する本は、イギリスの児童文学作家J・K・ローリングの小説「ハリー・ポッターと秘密の部屋」です。

魔法学校で一年間を過ごし、夏休みでダーズリー家に戻ったハリーは意地悪なおじ、おばに監禁されて餓死寸前。やっと、親友のロンに助け出される。しかし、新学期が始まった途端、また事件に巻き込まれる。ホグワーツ校を襲う姿なき声。次々と犠牲者が出る。そしてハリーに疑いがかかる。果たしてハリーはスリザリン寮に入るべきだったのだろうか。ヴォルデモートとの対決がその答えを出してくれる。「ハリー・ポッターと賢者の石」に続くシリーズ第二作目。



ハリー・ポッターシリーズは子供向けのファンタジー小説でありながら、ミステリー要素もあり、幅広い年代の方に読まれているのではないでしょうか。

今回も期待を裏切らないおもしろさでした。まず初めにダーズリー家からロン達が助け出してくれてロン達の家へ空飛ぶ車(違法)で向かうところ、さらに新学期になぜか学校に行けず、またしても空飛ぶ車(違法)で向かうところ。その後も何度か登場する空飛ぶ車(違法)。空飛ぶ車(違法)が登場するシーンはおもしろいのかもしれません。

空飛ぶ車(違法)以外にもポリジュース薬などおもしろい話もたくさんありました。

今回も子供向けのファンタジーだと侮って、まさかあの子が犯人(の使い)だったとは気づきませんでした。ヴォルが黒幕だったわけですが、ヴォルの本名がアナグラムとか本当にwktkですね。アナグラムで文字が浮かび上がる場面は容易に想像できて、映画化された時も想像通りでした。今回はヴォル自身が出てくるわけでなく、ヴォルの記憶と戦った感じでしたが、記憶のヴォルだけでこんなに畏怖する存在だとは、と思いました。