久田和広が読んだ「賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか」
読書が大好きな久田和広です。今回紹介する本は、井出留美の書籍「賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか」です。
卵の賞味期限は通常、産卵日から3週間だが、実は冬場なら57日間は生食可。卵に限らず、ほとんどの食品の賞味期限は実際より2割以上短く設定されている。だが消費者の多くは期限を1日でも過ぎた食品は捨て、店では棚の奥の期限が先の商品を選ぶ。小売店も期限よりかなり前に商品を撤去。その結果、日本は、まだ食べられる食品を大量に廃棄する「食品ロス」大国となっている。しかも消費者は知らずに廃棄のコストを負担させられている。食品をめぐる、この「もったいない」構造に初めてメスを入れた衝撃の書!
食品の製造日から賞味期限までを3分割し、「納入期限は、製造日から3分の1の時点まで」「販売期限は、賞味期限の3分の2の時点まで」を限度とする『3分の1ルール』という悪習慣。恵方巻きなどのイベントでは大量の廃棄が問題視されていて、気になっていました。賞味期限と消費期限の違いを理解していない人もたまにいます。賞味期限を過ぎたら食べられないと思っているようですが、賞味期限はおいしく食べられる期限です。この賞味期限自体もかなり余裕を持って決められています。「賞味期限」なんてなければ廃棄は減るのではないでしょうか。
本書には食品ロスを減らすたくさんの取り組みについて紹介されています。フードドライブ、フードバンク、フードスタンプ、ローリングストック法、おてらおやつクラブなど。僕もできることから始めたいと思います。
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