久田和広が読んだ「グラスホッパー」

読書が大好きな久田和広です。今回紹介する本は、伊坂幸太郎の著書「グラスホッパー」です。

妻を轢き逃げした男に復讐するために職を辞し、裏社会で男の父親が経営する会社に入社した鈴木。ところが、男は自分の目の前で車に轢かれてしまった。業界には「押し屋」と呼ばれる殺し屋がいるという。

命じられるままに押し屋を追った鈴木だが、待っていたのは妻と幼い息子のいる家庭だった。温かい家族に戸惑う鈴木だが、会社からは息子の敵を討たんとする電話がかかってくる。

一方、自殺専門の殺し屋・鯨は過去を清算するために、ナイフ使いの殺し屋・蝉は手柄を立てるべく押し屋を探していた。

妻を殺されて犯人に復讐しようとしている一般人の鈴木と、鯨・蝉・槿(ムクゲと書いてあさがおと読む)・スズメバチなどの殺し屋がたくさん出てくる終始暗い話です。

先が気になり1日で読んでしまいました。鈴木、鯨、蝉の3人の視点で話が進みます。

豪華なキャストで映画化され、話題になりました。

僕は蝉の上司である岩西というキャラが掴みどころがなく好きだったのですが、殺されてしまった時は衝撃でした…。グラスホッパーを読み始めた頃は伊坂幸太郎さんの作品をあまり読んだことがなかったので先がわかりませんでしたが、岩西が殺された辺りから主役級の人物の命が危うくなってきたなと思いました。

そして問題のラスト2行…僕は全くよくわかりませんでした。ネットで調べて「ああ!」と言いました笑。スピード感があり、おもしろい作品だと思いましたが、続編のマリアビートルの方が好きです。