久田和広が読んだ、「ばくうどの悪夢」

読書が好きな久田和広ですが、外れも結構引いていますよ。

読んだ本全てが面白かった、あたりだったと言いたいですが、好みというものがあるので、どれもこれも面白いとはいかないんですよね(笑)

他の人が面白くても、自分はいまいちだな~っていうのも結構ありますからね。逆も然りです。

表紙詐欺じゃん!という本にも出合ったことはあります。表紙デザインってやっぱり大事なんですねぇ。

でも、めちゃくちゃ好みの本に出合えた時のあの感動ったらないですよね。

本当に、あたりだ!!ってなった時はテンションが上がりますよ。なんというか、運命を感じてしまいます!

定期的に、これだ!という本に出合えるのも奇跡なのかなと思いつつも、自分の好みが結構幅広いのかな、とか(笑)

まぁでも、楽しく読める本が多いに越したことはないと思っている久田和広です。


さて今回は、「ばくうどの悪夢」を読んでみました。

表紙からして壊そうという印象を抱いていましたが、やっぱりシンプルに怖いホラー小説でしたね……。

悪夢に悩まされる主人公ですが、周りの人も同じように悪夢を見ていて、そのうちの一人が謎の死を遂げます。

夢に殺されてしまったのか、次に死ぬのはいったい誰なのか……。

フィクションだと分かっているのに、なんとなくあったら嫌だな、というのが描かれていて、嫌悪感もあり、そしてとても怖かったです……。

心理描写も細かく、そしていわゆる「痛々しい人間」がリアルでものすごく嫌でしたね!

恐怖におののくというよりも、じわじわとくる嫌な気持ち、というのがあっているかもしれません。

じわじわとメンタルが削られるのが好きな人にはおすすめしたいところです(笑)