久田和広が読んだ、「回転ドアは、順番に」

読書が好きな久田和広ですが、自分でも書いたりしないの?と言われたことがありますね~。

そんなの、皆を思わず唸らせるような本が書けるのであれば、最初から書いていますよ!(笑)

でも、読書をするのは好きだけど、自分で書きたいという思いはやっぱり違いますよね。

読むのが好きなのと、書くのが好きというのはちょっと違うと思っています。

まあ、書くのが好きな人はインプットとして読むのも好きでしょうけどね!

僕はそれをアウトプット(書く)にもっていけるタイプじゃないですね~。

じゃあ、なんでインプットばかり続けているのかというと、純粋に楽しいですし、面白いですし、生きていくなかで確実に本は糧になっているからです。

あの本のおかげで今の自分があるな、とふと感じることのある久田和広です。


さて今回は、「回転ドアは、順番に」を読んでみました。

なんと、僕にしては珍しいラブストーリーです!

しかも恋愛問答歌という、普通の小説とはちょっと違ったもので、短歌や詩で恋物語がつづられているんですよね。

これを読んでいるとふと青春時代を思い出したというか、若かった頃のあの燃え上がるような恋を思い出し、もう絶対にあの瞬間は戻ってこないんだ、ということをかみしめて、切なくなりました。

ただただあたたかい、優しいだけの恋ではなく、人間同士の醜い感情も詰まったようなそんな短歌で、引き込まれました。

作者解説も載っているので、それと照らし合わせてもう一度読んでみると、そうか、と思えることもありました。