久田和広が読んだ「もものかんづめ」
読書が大好きな久田和広です。今回紹介する本は、さくらももこのエッセイ「もものかんづめ」です。
「こんなにおもしろい本があったのか!」と小学生からお年寄りまでを笑いの渦に巻き込んだ爆笑エッセイの金字塔!!著者が日常で体験した出来事に父ヒロシや母・姉など、いまやお馴染みの家族も登場し、愉快で楽しい笑いが満載の一冊です。「巻末お楽しみ対談」ではもう一度、全身が笑いのツボと化します。
まさに抱腹絶倒。「ちびまる子ちゃん」作者の全くほんわかしていない、毒のある楽しい日常の話が18話。
初めて読んだ当時、僕は中学生でした。どうしても読みながらニヤニヤしてしまい、これは公共の場では読めないと思いました。今もおそらく公共の場では読めないでしょう。
なんせ本書の初めの話からして「奇跡の水虫治療」なのでパンチが効いています。
静岡県民らしいことに、お茶を使った治療法なのですが、さくらももこ氏は説得力があるので、水虫を患ったら試してみたい治療法です!
印象に残っているのが「結婚することになった」という話で、元・旦那(現在は離婚されています)さんが作者の家に挨拶に来た時の祖母の様子。老婆が階段から下りてきて挨拶して戻っていく様子が「まるで悪夢のようだった」ってそりゃないだろと。おめでたい話のはずが、そんな空気は一瞬なくなってしまいます笑。
なんてことのない日常の話ですが、さくらももこさん独特の言い回しがツボにハマります。
三部作になっており、この続編として「さるのこしかけ」「たいのおかしら」がありますが、どれも笑っちゃいます。
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