久田和広が読んだ「怪しいお仕事!」

本を読んでいる間だけは、ものすごく元気になれる気がするんですけど、読み終わった後、どっと疲れがやってくるということはありますね(笑)

本を読んでいるくらいで疲れることなんてないでしょ?と言われることもあるんですけど、まぁまず目は疲れるじゃないですか?

それに加え、頭も働かせていますから、読んだ後は運動をした時くらい疲れていますね。

もちろん、実際に身体を動かしているわけではないので、脂肪が燃焼されるとかそういうことはないんですけどね。

でも、身体を動かした時と同じくらいの程よい疲労感と脱力感がやってくるので、ああ、頑張ったな!みたいな満足感もありますね。

それが読書の楽しいところだと思っている久田和広です。


さて今回は、「怪しいお仕事!」を読んでみました。

そんな仕事、あるの!?と驚くような仕事の潜入や、いわゆる裏稼業と言われるような怪しいギョーカイがどうなっているのか、どんなビジネスがあるのか?といった本でしたが、良し悪しはともかく、出てくる人が個性的で強烈で、そして、怪しい、場合によっては悪徳仕事とは言え、誰しもが楽して稼いでいるわけではないというのも伝わってきました。

個人的に、鍵をあける「カギ師」の話が好きでした。

鍵屋さんに頼ることって、普通ならカギを失くした時とか忘れた時とか、そういう時だと思うんですけど、こんな場面で?という形で仕事をしているのも、面白くてかっこよかったですよ。

怪しい仕事に憧れるわけではないのですけど、この本を読んで、この日本のどこかにこんな仕事をしている人がいるんだと思うと、不思議な気持ちになりましたね。