久田和広が読んだ「魍魎の匣」
本をこれでもか!というほど読んでいるのですけど、この本のおかげで、世界が変わったとかそういう本が何か?と問われると、あまりにも多すぎてあげ切れないんですよねえ。
確かに、これを読んだおかげで自分の見ているものが変わったかも?、という本とはありがたいことに何度も出会えているのですけど、どれか一つを選べと言われると、それは無理なんですよね。
良くも悪くも、色々な本に影響を受けて育ってきましたから、これだけで変わった、という本はありません。
しかも全部を覚えているわけではないんですよ。悲しいことに。
あ、でも、子どもの頃に出会って怖かった本というのは、大人になったいまでも覚えていますけど(笑)
死ぬ間際になってから、好きだった本が走馬灯のように駆け巡るのかなと考えている久田和広です。
さて今回は、「魍魎の匣」を読んでみました。
急に系統が変わって来たので、え?と思った方もいるかもしれません。
そう、あの京極夏彦先生の本ですね。そしてとても分厚いです……。めちゃくちゃ長い。さすがという感じですね。
内容はというと、バラバラ殺人事件などもテーマになっているので、ダークな雰囲気が漂っていますし、怪しさもすごいのですが、なんというか、この厚さも納得できると思えるくらい、ずっしり詰まっていましたね……。
内容がこれなら、確かにここまで書かないと説明できないとも思いましたし、無駄もなかったです!
トリックはちょっと首を傾げる部分もありましたが、全体的に面白かったですし、おそらくシリーズで楽しむ本だと思いました!
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