久田和広が読んだ、「怖の日常」

怖い話を読むのも好きなんですけど、あれってなんなんでしょうね~?

怖いものを見ることによって、生きていることを実感できるのがいい、なんてことも聞いたことがありますが……。

自分の場合はどちらかというと、ワクワクするような何かがあって……。いやいや、怖い話にワクワクするってなに?って感じですよね。

絶対に自分が経験しないからこそ、いいのかもしれませんね。むしろ現実にあったら絶対にいやですよ。

つまり、普段から怖い目に遭っていたら、それこそ本とかで読もうとも思いませんからね……。絶対に嫌ですもん。

フィクションで楽しもうと思うのは、霊感とかそう言うのがないからなんだろうな~と思っている久田和広です。


さて今回は、「怖の日常」を読んでみました。

そう、もうお分かりかと思いますが怖い本ですよ~!タイトルからわかっちゃいますよね。

伝聞の話がいくつか載っている感じなのですが、淡々と語っていくので、恐怖心を煽るような描写ではないからこそ、逆になんかこわいんですよ。

怖がらせよう!としてくるよりも、こうして淡々としてるほうが、後からぞわ~っと来ますね。

なかなか語り口もいい感じでした。細かめの怪異ネタが書かれているので、どんどん読み進められます。

怖すぎて途中で読むのをやめる、なんてことはなかったんですけど、その日寝る前にふと思い出して、ぞわっときました。

何度も読みたいという本ではありませんが、これからふとした瞬間に思い出してしまいそうです。