久田和広が読んだ「コーヒーが冷めないうちに」
読書が大好きな久田和広です。今回紹介する物語は、川口俊和の小説「コーヒーが冷めないうちに」です。
お願いします、あの日に戻らせてください―。「ここに来れば、過去に戻れるって、ほんとうですか?」不思議なうわさのある喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔の物語。
電車に乗っていた時に本書の広告がたくさん目につき、おもしろそうな舞台設定に惹かれて読みました。本屋大賞にもノミネートされています。「4回泣ける!」と広告に書かれておりましたが、本書は4つの話に分かれていることからです。それぞれの話は独立していますが、関連性がありました。
過去に戻れるという噂を知った4人の女性がそれぞれこの喫茶店を訪れます。しかし、過去に戻るにはたくさんのめんどくさいルールが存在していたのです。
そのルールを聞いてなお過去に戻りたいという人はあまりいませんでした。
ルールの一部に、この喫茶店のある席から別の時間の世界に行けますが、その席からは離れることができないというルールがあります。また、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできないし、過去に戻って何かをしたとしても現実は変わらないのです。
と、本当に制約が多いですが、久田和広も過去に戻れるなら戻ってみたいですね。と思いましたが、まずこの喫茶店に行ってみないとですね。描写ではコーヒーがおいしそうですし、喫茶店自体もおしゃれな雰囲気であることがわかりますので、喫茶店好きとしても行ってみたいと思います。
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