久田和広が読んだ「ナミヤ雑貨店の奇蹟」

読書が大好きな久田和広です。今回紹介する物語は、東野圭吾の長編小説「ナミヤ雑貨店の奇蹟」です。

コソ泥をして逃亡中の敦也・翔太・幸平は突然盗んだ車が動かなくなり、仕方なく以前翔太が見つけた廃屋「ナミヤ雑貨店」に逃げ込み夜が明けるのを待つことに。三人が店を物色していると、突然シャッターにある郵便口に手紙が投げ込まれる。手紙を開けるとそこには、月のウサギと名乗る者からの悩み相談が書かれていた。店に残っていた雑誌によると、ナミヤ雑貨店はかつて店主が投函された相談に一生懸命答えてくれる事で有名だった。敦也は放っておこうというが、翔太と幸平はこんな機会でないと人の相談に乗れないと返事を書く事を決意する。全5章あり、各章ごとに別の相談主から手紙が届く。

途中で少し混乱してしまいましたが、手紙がたくさん届いた1日限りの復活の夜に、過去と未来が入れ替わっていたようですから、本来返事を返していた現役の頃のナミヤ雑貨店に届いた手紙を敦也達が受け取っていた。という解釈ですよね。

5章に分かれていますが、すべての話の相談人物と敦也達が丸光園とつながっていました。丸光園の設立者・皆月暁子とナミヤ雑貨店店主の浪矢雄治はかつての恋人同士でしたが、引き裂かれてしまいました。

2人の祈りがナミヤ雑貨店の奇蹟を呼んだのかと思うと目から汗が出てきます。

また、結果的に白紙の手紙を出した敦也達あてに浪矢雄治からの返事が来ますが、これも感動的です。白紙の悩みにこんなに考えてくれる人がいるのでしょうか。

本の虫、久田和広の読書ブログ

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