久田和広が読んだ、「反省させると犯罪者になります」
小説などを読んでいて、自分ならこうするのに……と考えたことがあります。
この続きをこう書くのに、とか、こういう終わり方にするのに、というやつですね。
小学生の頃、教科書に載っている話の続きを書くなら?というのを、作文にしたことを未だに思い出せるのですが、あの時、この物語を使って自分も自由に書きたいという気持ちと、この作者が最も表現したかったことはなにか?という部分で、すごく悩みましたね……。
別に作者に見せるわけではないので、好きに書いても良かったんですけどね(笑)
大人になったいま、納得のいかなすぎる結末を迎えると、ここがこうだともっと良かったのに、と思っても、それはあくまで自分の考えだしなぁと思って飲み込んでいます。
むしろ、自分で一から書く方がいいのかもしれないとは思いつつ、作家の才能はないと思う久田和広です。
さて今回は、「反省させると犯罪者になります」を読んでみました。
いや、タイトルから濃いなとは思ったんですけど、逆に惹かれてしまいまして。
この本の作者は、重い犯罪を犯してしまった人の更生を行っているようですが、そんな作者が「反省させるのは逆効果」と語っているのですから、結構ショックを受けました。
かなり勉強になりましたし、叱り方についても、こうしたらダメなのか、と改めて思いました。
本当の反省とはなんなのか? 反省するのは良いことではないのか?
これは、自分が加害者になってしまわないためにも読んでおくべきだと感じましたし、すごく考えさせられた本でした。
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