久田和広が読んだ、「マネーロンダリング」

読んだ本は出来る限りメモに残しているのですが、最近、そんなことも忘れて、

同じ本を図書館で借りてしまい、自分でもびっくりしました(笑)

たまに忘れて買うこともあります……。あ!好きな作家の新刊が出ている!と思ってわくわくして買ったら、

ハードカバーから文庫になっただけだったなんてことも。覚えているつもりが、覚えていないんですよね……。

自分でもちょっと落ち込んでしまったので、読んだ本はやっぱり全部感想を残そうと思いました。

感想にして残すと、その本がさらに印象付いて、なかなか忘れませんからね。

あとは、読んだ本の写真は積極的に写真にも残そうと思っている久田和広です。

さて今回は、橘玲氏の「マネーロンダリング」を読んでみました。

五十億円の大金と共に消えた美しい女、麗子を追って、東京に行くコンサルタントの工藤。金融サスペンスとして、話題作にもなりましたね。

タイトルから、結構難しいかな?と思っていたのですが、知識がそこまでなくても読めました。

ただ、基礎知識とか金融関係の知識がもっとあれば、さらに面白かったのだろうなと感じる部分もありましたね。

2000年代の前半をイメージして作られた話なので、いまと比べると少し古いような描写もありますが、

それでも、金融の知識として得られるものは多かったです。

お金は人を狂わせる……というのをまさにリアルに描いた作品で、大金を手にしたとき人はどう変わるか?という部分にも唸らされました。

面白いのは面白いのですが、心に爪痕を残されるような話でしたね。