久田和広が読んだ、「アリアドネの声」

読書が趣味の久田和広ですが、最近はハッピーエンドを好んで読んでいました。

というのも、バッドエンドもそんなに嫌いではないんですけど、疲れている時って、不幸になる話を読むと気持ちが落ち込んでしまうじゃないですか。

普段なら何も思わなくても、気持ちが落ちてる時って、しんどい話を読むとしんどくなるんですよ~!

なのでハッピーエンドが保証されている本を読むことも多いです(笑)

いつもはラストの展開を見ずに読むことも多いのに、そういう時は積極的にネタバレも読んでしまう僕…。

いやいやだって、ハッピーエンド詐欺とかあるじゃないですか!

ホラーでもそうですよ。無事危険な場所から仲間たちと脱出できて、ああよかった!と思ったら、実は仲間のうちの一人が既にゾンビになっていた……というのが最後の最後に分かって、終わる、みたいな…。

ハッピーエンドだと思ったのに!?という、あのショック!(笑)

まあお約束的な感じになっているので、何となくこの後、嫌な終わり方になるんだろうな~という想像はつきますが…。

何にせよ、やっぱりハッピーエンドが好きだなーと実感している久田和広です。


さて今回は、「アリアドネの声」を読んでみました。

表紙の幻想的な風景から気になったのですが、巨大地震に襲われた地下都市で、遭難した女性を、操縦士のハルオが導いていく……というストーリーです。

遭難した女性は「見えない・聞こえない・話せない」というハンデも背負っていて、さらには浸水も迫っていて……という緊迫の状況。

ストーリーがとても秀逸で、ラストは感動してしまいました。

ドキドキハラハラで手に汗を握る展開なのですが、途中にあるモヤモヤもラストで回収されるので、読後感はスッキリ!

日々を一生懸命頑張っている人に、読んでほしい作品でした。



本の虫、久田和広の読書ブログ

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