久田和広が読んだ、「さよならの儀式」
読書が好きな久田和広なので、今年読んだ本をまとめようと思っているのですけど、今年の一番良かった本は何か?と聞かれると、思いつくものが多すぎて、これだ!というものが出せないんですよね。
どれも面白かったですし、これ、と言い切れないのが悔しいところです(笑)
今年もたくさんの良い本と出合えたのが嬉しかったのですけど、ハズレの本を引くこともたまにありました。
でも、そういう本も読めるからこそ、何の前知識もないままに本を選ぶのが好きなんです!
面白い、と言われている本だけ読んでいれば当たりしかないのかもしれませんが、逆に、なんだこれ!?という本を引き当てるのも、読書の醍醐味だと思っている久田和広です。
さて今回は、「さよならの儀式」を読んでみました。
宮部みゆきさんの作品なので、これはもうハズレはないでしょう、というつもりで読みました。
短編集で、8作品入っているのですが、どれもこれも気になるものが多かったので、速攻で読み終えてしまいました。SF色が強いものが多いので、ドキドキワクワクもありながら、感動もありました。
表題作の「さよならの儀式」が一番好きですね。
読みやすい本なのですが、どこでゾッとするような「何か」もあって、心に「跡」が残ることは間違いないんじゃないかと思います。
近い未来、本当にあるんじゃないかと想像もできて、現代社会の在り方とか、作者の想いが詰め込まれているような気がしました。
宮部みゆきさんの作風が好きなら絶対に楽しめますし、よく知らなくても、この中のひとつはハマるものがあるんじゃないかと思います。
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