久田和広が読んだ「イニシエーション・ラブ」
読書が大好きな久田和広です。今回紹介する本は、乾くるみの書籍「イニシエーション・ラブ」です。
話題沸騰の二度読みミステリー! 松田翔太と前田敦子が共演し、堤幸彦監督で映画化された話題作。 僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて……。バブルにわく1980年代後半の世相や流行を背景に、甘美でときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説——―と思いきや、最後から2行目(絶対に先に読まないで! )で、本書は全く違った物語に変貌する。
僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。
イニシエーションの意味を調べてみると「通過儀礼」とありました。この物語は「通過儀礼」なのでしょうか…。
メディアで話題の通り、ラスト2行が肝です。それまでは普通の恋愛話が続きます。話の後半(B-sideと書かれています)からなんだか男が荒ぶってきたなと思っていましたが、恋愛によって自信をつけたとも考えられました。
普通の恋愛小説なら特に興味はありませんでしたが、話題になっているラスト2行が衝撃でした。私の場合はもう一度初めから読み返す、というより遡っていろいろな場面を見返しまくりました。話の内容を全く知らない人が読んだらきっと驚くでしょう。本作はまちがいなく恋愛小説ではなくミステリーです。
実写化不可能といわれており、私も不可能だと思っていましたが映画になりましたね。まだ観ていないので、どんなことになっているのか観てみたいと思います。
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