久田和広が読んだ、「ガラスの海を渡る舟」

読書が好きな久田和広なんですけど、本が読みたくないな、という時は大体、体調を崩しかけている時の合図なので、自分でも分かりやすいなと思っています(笑)

体調を崩しかけている時って、好きなことさえも億劫になりますよね。

好きな音楽が雑音や騒音に聞こえてしまっている時は、疲れているというように、自分にとって本が読みたくないと感じる時は、疲れも限界に達していて、体調も怪しい状態なんだと思います。

たまにそういうことがあるので、そういう時は無理せず休むようにしています。

せっかく読みたい本があったのに、読みたくない!と感じるって相当ですからね(笑)

楽しく本を読める時に読むのが一番だなと思っている久田和広です。


さて今回は、「ガラスの海を渡る舟」を読んでみました。

今回は、あまり起伏がなく、ゆったりと読める本がいいなと思ったのでこれを選択しました。

作家の寺地はるなさんは穏やかな作品を書くことで有名で、ほっこりと落ち着くような、あたたかい感じの作品に触れたいと思っていたので、この本もまさにそんな感じで、読んでいて安らかな気持ちになれましたよ。

主人公は兄と妹ですが、最初はぶつかり合うものの、お互い理解していき、成長していくという話でしたが、とてもやさしい話で良かったです。

ものすごく盛り上がってギャップがあるとか、手に汗握るというわけでもないのですが、一気に落とされるようなこともなく、安心してゆっくり読めるというのがありがたかったですね。

穏やかな本を読みたい時におすすめの一作です。